品番:RP-103  ¥280,000
真珠の種類:南洋真珠(白蝶)ケシ
サイズ:16.3×12.2㎜、厚み:10.2㎜
珠の形状:(色)金色(きんしょく)
リングの金属:K18 yellowgold
リングの巾:3㎜

南洋真珠のこんなに大きなケシというだけでも珍しいのに「きんしょく(金色)」という白蝶貝だけが生み出すことのできる美しい金色の珠。きんしょくのケシは欲しいと思ったときなかなか見つかるものではなく、手に入って店が造ったときがお出会いです。金色と言っても自然の色なので生産の海や時期、貝の性格、自然の状態などで金色のニュアンスがそれぞれ違い、グリーン系レッド系などがあります。透明度の高さも魅力の基準です。この金色はグリーン系で透明度も高く表面にケシらしい変化もあり大変魅力的な珠です。

当指輪デザイン発案以来のセンセーショナルな歴史はこのホームページ冒頭の「オリジナル三種」のページでご紹介しております。どうぞご参照下さい。21世紀に入る直前に、白蝶、黒蝶のケシが豊富な頃、その豊かな色や形に魅了されて、真珠の珠一個一個の個性をそのままファッションに取り入れたいと考案したシンプルなリングですが、シンプル過ぎるような手造りの温かいラインもちょっと間違うと、この垢ぬけた感じがなくなってしまうむずかしい造りです。リングの上部、中ほど、下部と、それぞれ厚みも違います。真珠を支える両側の付け根のラインが特に大切です。何年経っても引き続きフレッシュな輝きを放つのは、ケシが一個一個無限に、大きさ、厚み、色、形、巻き、照りなどが違うということです。東京を始め関東圏で特に人気なのは、渋くてシンプルがお好みという武家文化を引き継いだ関東特有の嗜好があるかもしれません。これまでは真珠の指輪というと球形の大粒のものが主流でその分野の魅力もさることながら、この指輪のデザインは指から盛り上がらず吸い付くように指にフィットし、小さめのものは仕事中にしていても邪魔にならずモダンです。新鮮さと価値と用途性を兼ね添えた指輪です。